E-500小絞りボケ

今日は、小絞りボケについての実験を行った。とは言っても知ったのは、今日なんですが:p*1
小絞りボケとは、カメラで必要以上に絞りを絞ると光の回折現象によって、ボケのような現象が起きることらしい。通常の銀塩カメラでも、ピンホールカメラなどでは起こるらしい。((絞りがF100以上とかなのでおきる))
http://www.hicat.ne.jp/home/yasso/photo/diffraction.html
デジカメの時代になり画素ピッチが小さくなる課程で、特に問題になってきている。そのせい?でコンパクトデジカメには絞りではなくNDフィルタで絞るような機種もあるらしい。
http://homepage2.nifty.com/-kami-/digital/Aperture.htm
上記のページによると、フォーサーズであるE-500だと、だいたいF8からF11ぐらいが小絞りボケを起こさない美味しい領域であることがわかる。
で、それを確認するために手持ちのレンズにて1絞りずつ絞りの値を変えながら撮影し、そのデータを比較してみた。
結論としては、一番安心な絞りはF8で私の持っているどのレンズでも一番シャープに写りました。*2

実験条件
光源は適当な卓上の蛍光灯。ホワイトバランスはカスタムホワイトバランス、撮影対象との距離は10〜30cm程度、評価対象は画面中央部付近のシャープさのみ
35mm F3.5マクロレンズ
F8とF11が一番シャープに感じた
25mm F1.4レンズ
F5.6,F8が一番シャープに感じた。F11は、ちょっと画質低下
17.5-45mm F3.5-F5.6 17.5mmにて使用
F8が一番シャープ。F11、F5.6の順。
17.5-45mm F3.5-F5.6 45mmにて使用
F8が一番シャープ。つぎにF11。F5.6はかなり画質低下
40-150mm F3.5-F4.5 40mmにて撮影
F8が一番シャープだが、F4〜F11は微妙な変化、F22はかなり画質低下、F16はF11とのF22の間の画質。
40-150mm F3.5-F4.5 150mmにて撮影
F8が一番シャープ。つぎにF5.6とF11だが、F5.6はF11より暗部がシャープ、逆に明るいところは、F11がシャープであった。

こーゆーことを考えると、フルサイズのデジカメってことになるんだろうけど、現状だとでかすぎ&高すぎ。あと、5年経てば小さく・安くなるかなぁ? その性能を生かすためのレンズは、相変わらず高そうですが:@

*1:それまでは、風景などでパンフォーカスにするために絞れば絞るほど良いと思ってた。絞ってもどうもシャープに写らないと思った:@

*2:後でオートで撮ったりしたデータを見ると、その一番美味しい領域で撮ってますねぇ。うまく設計してあるわ