GF1のコスト競争力の高さと、E-P1について

こうやって見ると、ほとんどパナソニックマイクロフォーサーズ機のチップ構成は同じですね。

GF1

http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/312/633/html/40.jpg.html
メインがMN89520RFでシステムLSIでしょう。パナのシステムLSIとしては、uniphierが有名だけど、型番のつけかたから、系統が違うように感じます。そのほかの部品も配置が微妙に違うけど、ELPIDAのメモリって点も一緒。多分4つあるのはフラッシュメモリかな?でかいくて中央が丸いのが電源系のなにか、その近くの中くらいのチップも電源系だろう。それに、カメラ外に接続するインタフェースが直付けの上に、カメラ内へのためのコネクタが無い! 裏側には多少あるだろうけど*1絶対的に少ない。

このあたりがパナがデジカメを安くできる点なんだろうなぁ・・・ これを考えるとGF1の利益率はかなり高ことが分かる、だって外装部品以外はG1と同じなのに、価格が高いんだもの。パナソニックはレンズ単体売りが高いしね。

E-P1

パナに比べると、いかにも高そう
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/113401-7183-9-2.html
コネクタが多いから、ここもコストアップの要因だし、これ以外に部品が多くなるってことで、どうしても高くなる。また、手ブレ補正ユニットとかがでかくて複雑そうだし、どーしても高くなるよねーと思ってしまう。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/294/159/html/28.jpg.html

DMC-L10

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/110736-7092-20-1.html
パナソニックフォーサーズ機から見てもかなりコストダウンされていることが分かる。特にアナデバのチップなんて高そう。G1の世代に比べてコネクタもぐっと多い。
パナは本気で、従来の一眼レフ越えを狙っていることが、このことからも伺える。

EOS7

さすがに部品は多めだけど、上手くコストダウンしている感じ
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/312/421/html/19.jpg.html

やっぱ、パナが一番コストは良さそうです。
そう考えると、パナの戦略、「ボディとキットレンズを安く売って、単体売りのレンズを高く売る」ってのは正解だと思います。
あ、だからマイクロフォーサーズは詳細仕様が非公開なのか?>ライセンス費の名目でレンズメーカーからの上納金?

*1:LCDがあるから