オリンパス機で天体写真(星の撮影)を撮る(2) AF(とMF)でピントあわせ
ピント合わせは、基本的に
- S-AFで大体ピントを合わせる
- ライブビューで厳密にピントを合わせる
の2段階で行います。
S-AFで星にピントあわせ(無限遠にあわせる)
星を撮るときに、最初に困るのがピント合わせでしょう。実は総ての機種*1でS-AFでピントあわせが可能です。ただし条件として
- できるだけ明るい星を狙う
- 中央一点AFを使う
- 焦点距離50mm以上のレンズを使う
どのくらい明るい星まで良いかというと、経験上は都会でもらくらく見える一等星以上の星ならピントが合うと思います。特に明るい惑星(木星)などは最適です。月なども良いかもしれません。
中央一点AFを使う理由は、一番性能が良いからです。E-300〜E-520までのAFユニットだと、中央のみクロスセンサーなので左右のAFフレームより、多少性能が良いです。また、狙いやすいですね。
焦点距離は、経験上50mm以上のレンズだとAFで、ピントを合わせることが十分可能です。キットレンズ*2のテレ端42mmでも合わないことはないです。何度か繰り返してみてください。このときは300mm以上の長焦点のレンズで無い限り、手持ちで狙うほうがやりやすいと思います。
S-AFで遠方の光源を利用してピントあわせ
明るい星が無い。使用しようと思う焦点距離が短いなどの理由で、星でのピントあわせができない場合は、遠方の光源でピントを合わせてください。8mm FishEyeなど焦点距離が短い場合は、10mぐらい先の街灯でもokです。