松島航空祭2009写真(BORGで撮影)
SilkyPix(お試し版)で現像
OLYMPUS MASTERで現像後NeatImageでノイズ除去
慣れているおかげで、OLYMPUS MASTERのほうがスムーズですね。SilkyPixは、ちょっと癖がある感じ。CaptureOneのほうが使いやすいかも?
1024x1024等倍画像
等倍で見ると、NeatImageはちょっとつぶしすぎかな?
なんとなく、OLYMPUSのノイズ除去が控えめなのは、方向性もあるけど、ひとつはOLYMPUSのカメラに搭載しているプロセッサの能力が低いせいのような気がする。やはり生産台数が少ないと、搭載できるプロセッサの価格やそれに対する投資が抑えられる可能性が高い。その結果能力が低く、同世代の他社のプロセッサに比べると採用できるノイズ除去のアルゴリズムが劣っているのではないだろうか?
その証拠に、NeatImageなどノイズ除去専用ソフトを使用し、PCで時間をかけてノイズ除去すると良い感じに仕上がる。ISO感度比で1〜2段は高感度に対する耐性が上がる。
また、同じようにシェアの低いペンタックスの高感度ノイズ耐性もカメラ撮って出しでは低い。SONYも最近の世代は高感度に対するノイズ処理が良くなってきているようである。逆にα100/α700あたりまでは、まだこなれていない感じである。
シェアが低いとはいえ、パナソニックは、UniPhierというような、高度なシステムLSIを持っていることが強みとなり、ほぼ同じ素子を使っていても、高感度ノイズ処理は、1段弱優れているように感じる。特に暗部の処理は、一般的には、パナソニックの処理のほうが好まれるのでは無いだろうか?
http://www.semicon.panasonic.co.jp/jp/catalog/uniphier/index.html
キャノン、ニコンに関しては、ノイズ除去をRAWイメージにする前の段階でも行っていると思われ、オリンパスなどと違い、NeatImageのようなPC上の処理ソフトで処理しても、高感度ノイズはあまり減らない。
ただ、適度なノイズ感があることによりよりディテール感が増すこともあります。また、オリンパス機は高感度でもできるだけでディティールをそこなわない方向付けの絵作りですね。APS-C機であれば、レンズも込みで考えると、十分戦えますね。さすがに35mmDSLRと単焦点レンズの組み合わせには厳しいですが・・・
あとは、オリンパスとしては500mm SWDとか400mm SWDとかあれば・・・ 最近の勢いだと、買っちゃいそうです(汗
マイクロフォーサーズも、パナは良い所のレンズをついてきますね。8mm FishEyeとか14mm F2.8とか小さいと買っちゃうかも? でも、12mmとかも良いなぁ。でもパナってレンズ高いんですよね。
ここはシグマにがんばって欲しいなぁ・・・
スーパー耐久第5戦「撮影講習会」
富士スピードウェイに行ったことも無かったのに、スーパー耐久第5戦「撮影講習会」に参加してきました。
写真は総て、この講習会でプロカメラマンエリアから撮影したものです。
はっきり言ってプロカメラマンエリアからだと、簡単により良い写真が狙えるので、有償でも良いので今後も機会があればプロ以外にも撮影エリアを使わせて欲しいと思いました。
写真は、素人(動体撮影経験ほぼ無し女性)が3時間ほど、講習を受けながら撮影したものの抜粋です。
機材はE-3+旧50-200mmで、設定はC-AF+中央1点AF、高速連写、手ブレ補正はIS2*1です。
やはり機材が良いと撮りやすいようで、「今後も撮るならE-3が良い!」と、のたまわれておりました。
1/100sで撮影 失敗は少ないですが、ちょっと迫力に欠けるかな?
1/30sで撮影 このくらいがバランス的に一番よさそうです。
1/10sで撮影 ISO200、F22です。本来ならISO100にすべきですね。
上記の写真は総てノートリミングです。歩留まりは、シャッター速度が速いほうが良いですが、IS2を使うなら1/30sあたりがバランスよさそうです。1/100s・1/30sの2枚は等倍で見てもぶれてません。
また、斜めの流し撮りは素直に回転+トリミングのほうが、歩留まりが良さそうかなと思いました。
オリンパス機とBORG 77EDで航空祭を撮る
松島基地にて、開催された2009年度松島航空祭を、E-30とBORG77ED*1の組み合わせで撮影してきました。実感としては、航空機・戦闘機撮影にもBORGは結構使える!という感じでした。もちろん利点・欠点もあります。
E-30+BORG 77ED2にて撮影、トリミング、回転済み。
この組み合わせを試したのは、
ZUIKO 50-200mmではカバーできない領域の撮影を行いたかった
実感として、70-300mmや50-200mm+EC-14であれば、50-200mmできっちりと撮影したものをトリミングしたほうが、良いと感じている。そう考えると新たに導入するなら、400mm〜500mm程度のレンズでないと満足できないことが予想されたから。
SIGMA 50-500mmの画質に満足できなかった
シグマの50-500mmはズーム倍率が大きく、ブルーインパルスの撮影などでは便利だが、高倍率ズームのため、画質は50-200mmに劣る。それを超えるには、現状では単焦点レンズしかない。
家にあった
野鳥や、天体観測用にすでにボーグの77EDがあったので・・・
撮影前の準備・設定
機材
E-30+BORG 77EDの組み合わせで、手持ち撮影です。あとは、フロントヘリコイドセットで、ヘリコイドを前方に移動させています。これにより、撮影中のピント調整が可能になります。ただし、ちょっと前方過ぎるので、ヘリコイドの位置変更を検討中。また、ダンデライオン系(?)の電子アダプターを導入済みです。
E-30/E-3以外では、ファインダーがミラーなので、ピント確認をやりにくいかと思います。(追記 後日E-620でBORGを使って撮影したところ、ファインダーでピント確認して、MFで撮影可能でした。E-5xx系よりはファインダー倍率が改善されているのが効いているようです。)
撮影方法
AFモードは、MFではなく、S-AFを使用。電子アダプター使用のため、合焦しない限りシャッターが切れません。なので、シャッターボタンを押しながら、手動でピントを操作し、撮影対象に合焦させます。または、ファインダーを見ながらMFでピント調整ですね。AF位置は基本的には中央一点AFで、構図により移動させます。
すばやく、AF/MFを切り替えるためにFnキーをAF/MFの切り替えに使うと良いかもしれません。
基本的には、S-AFを使用したほうがピントは良いですね。ただし、ブルーインパルスのコークスクリューの演技など、こちらに向かってくるような演技だといつの間にか被写界深度から抜けていて、ボケたり、シャッターが降りなかったりします。*2
手ブレ補正は、基本的にはOFFで、シャッター速度は1/1000以上を心がけました。
撮影モード・露出
基本はシャッター速度優先のSモードにてシャッター速度1/2000程度を指定して撮影しました。曇り空ですしE-30は露出アンダーよりオーバーに強い味付けなので、+0.7EV程度露出補正をかけました。
また、ISO Autoにしておけば露出は、ISO Autoで調整してくれるので、これがお勧めだと思います。
シャッター速度を落としたい場合もISO Autoで基準感度が200でもISO100まで落としてくれるので、便利です。
ただ、ISO100にしても、シャッター速度1/125sだと露出オーバーだったので、離陸・着陸の撮影やプロペラ機の撮影にはND4かND8はあったほうが良いと思いました。そのようなシャッター速度の場合は、ISの使用が不可欠かと思います。
機材の問題点
スリープモードや電源OFF状態になると、電子アダプターの焦点距離設定がおかしくなるので、スリープをOFFにしましょう。バックライトを消す設定にしておけばそこまで電池寿命に影響はなさそうです。
77EDでもちょっと重いので、50EDも試したいところです。ただ、画質は落ちるだろうなぁと・・・
CaptureOne
先日、CaptureOneのセミナーに行って来たのですが、そこで聞いたHDRの機能が魅力的だったのでCaptureOneを試用しています。
http://www.phaseone-japan.co.jp/software_co4.shtml
HDR機能を活用して現像すると、昔、輝度差が激しいなぁとか思ったシュチュエーションでも、うまく表現できるので良いですね。特に、ダイナミックレンジが狭いと思っていたE-510とかでも、特にシャドウ部に十分なデータが隠されていたんだなぁと思いました。
曇天続きですね
せっかくなので何か撮りたいのですが、曇り空続きで星はなかなか撮れません。
悪条件ですが、木星を50-200mmで撮影しました。薄曇越しに、衛星がしっかり写るようにしたので、飛びまくりですが、こんな大きさで撮れますよ〜といった参考までにということで・・・
E-620 撮って出しJPEG 等倍切り出し、200mm ISO800 F3.5 4s
極軸合わせの方法
http://www3.kitanet.ne.jp/~asai/astro/astro-tool.html
http://blog.bat.secret.jp/?eid=1238385#sequel
オリンパス機で天体写真(星の撮影)を撮る(9) 長時間露出時のノイズについて
長時間露出時発生するノイズは、ISOの設定、露出時間、周囲温度(撮像素子の温度、機種によって影響を受けます。
同じ機種間・周囲温度であれば、基本的には、EVが同じなら、ほぼ同じノイズが発生します。つまり、ISO800 30sとISO1600 15s、ISO3200 8sの長秒時ノイズは傾向としては、ほぼ同じです。ただし、長秒時ノイズ以外の色再現度・細部の再現度などはISOが低いほうが有利なので、基本的には低ISOで長時間露光するほうが、動かないものを撮る場合には有効かと思います。
ただし、赤道儀無しで星などを撮る場合には、星が流れるので、感度を高くしないと暗い星まで写らないなどの点から、積極的に感度を高くする場合もあります。
撮像素子の温度によってもノイズの発生が変化します。連続撮影していると、撮像素子の温度の温度が上昇し、長秒時のノイズが増えます。
その他、機種間でも大きな差が有ります。実験したところ、基本的には新しい機種のほうが、長秒時ノイズが少なく、特にE-30/E-620以降とそれ以前とでは、ノイズの量に大きな差があることが分かりました。このことから画素数が増えただけではなく、世代が違うことが推測できます。
E-500
E-500/ISO1600/30s 撮影1コマ目 中心部1024x768等倍切り出し(ノイズ低減OFF/長秒時ノイズリダクションOFF)
E-500/ISO1600/30s 撮影101コマ目 中心部1024x768等倍切り出し(ノイズ低減OFF/長秒時ノイズリダクションOFF)
E-500/ISO1600/30s 撮影101コマ目 全体を1024x768にリサイズ(ノイズ低減OFF/長秒時ノイズリダクションOFF)
余談では有りますが・・・
天体写真、未処理だと、結構ノイズのっているものですね。
http://homepage3.nifty.com/tenmondo/tuttle_8p_hshc_.html
http://homepage3.nifty.com/tenmondo/comet_lulin.html
まぁ、当然元のデータの質にもよるんですけど、後処理も大事ですね。